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Case study導入事例

何種類ものバックアップソフトを試した上で選択したのは、Secure Back。 管理者側でクライアントPCを集中管理できることが非常に重要です。

東宝東和株式会社

東宝東和株式会社は、1959年に設立され、映画の輸入および配給を主な事業とし、その輸入範囲はヨーロッパから始まり現在は世界中に広がっています。近年は米ユニバーサル作品を中心とし、様々なヒット作品を日本の映画ファンに配給しています。

東京都千代田区1番街18 川喜多メモリアルビル
http://tohotowa.co.jp/

製品 Secure Back
ソリューション BCP/DR 対策
用途 バックアップ

Beforeご購入前のご状況

Secure Back導入前のバックアップ環境について教えてください。

従業員全員にPCが配布されるようになると、各自で海外の貴重な画像データなどを自身のPCに保管するにようになりました。
便利になった一方で、事故の発生により重要なデータを消去してしまったり・・・、ということも起こり、バックアップ用にとファイルサーバを導入し「重要なデータはそこに保存する」というポリシーを定めました。
せめてファイルサーバだけは会社としてバックアップしようとしたのです。ところがバックアップの方法を各ユーザに教えても、想定したとおりにバックアップを実施することができませんでした。
また、ファイルサーバには不要なデータも保存されてしまうため容量がすぐに足りなくなってしまいましたし、ユーザがPCにもファイルサーバにもデータを保存するため、どれが最新のデータか分からない、という状況もしばしば発生しました。
そこでPCを直接バックアップできるようなバックアップソフトを検討することにしました。

After導入を決めた理由

総務部 システム情報管理室 室長
早田 陽一

複数の製品のご検討があった中でSecure Backに決定されたのはどのような理由からでしょうか?

いくつかの製品を検討しましたが、ベンダーに紹介されたバックアップソフトは導入コストが高額でしたし、自分で探して購入したバックアップソフトも、実際に使ってみるとPCの動作が重たくなってしまったり、リストアの手順が難しかったり、リストアに失敗したりして、イメージに合うものはありませんでした。最後に試したイメージバックアップソフトも、1台1台にインストールしたり設定したりする手間や、何十台分ものバックアップが同時に実行されたときのトラフィックを考えると全社的な導入は考えられませんでした。
当初はイメージバックアップソフトの方がいいのではないかと考えていましたが、よく考えてみるとデータだけバックアップできた方がバックアップサーバのディスク容量も少なくて済みますし、OSを丸ごととってしまうということは障害ごとバックアップしてしまうことになるので問題です。しかしSecure Back はイメージバックアップソフトではないとのことでしたから、こういった点を考慮する必要がありません。
管理者側でクライアントPCを管理できるかどうか、ということがまず重要でした。Secure Back には集中管理機能があるのでユーザにやってもらう部分がほとんどなく、バックアップのほとんどを管理者側で管理できます。大事な点は「ユーザ側に負担がかからない」ということですね。集中管理ができないとアップデート時にはとても困ります。クライアントPCすべてを管理できて、必要なデータだけを指定してのバックアップもできて、リストアも簡単にできるものを探していました。Secure Back はこのような希望にマッチしていたんですね。
ほかには「メールのバックアップに対応している」「リアルタイムバックアップ以外にもバックアップ方式を選べる」「トラフィックを管理できる」といったことが挙げられます。また、バックアップ時に自動で暗号化されるとか、Macや外付けハードディスクなどで管理している重要なファイルも環境を変えずにバックアップできるかとか、そういった実際の業務環境で必要と思われる機能も備えていました。

実際にお使いになってみて、いかがでしょうか?

容量不足の警告が管理者にもユーザ本人にも通知されるのがいいですね。本人に「容量が少なくなっているから、いらないデータは捨てて」と伝える際に便利ですし、こちらもバックアップできているかどうかを知ることができます。上限領域は余裕をみて設定しているため、中には容量が余っているユーザもいます。容量が不足しているユーザと余っているユーザがいることもSecure Back Managerを見れば分かるので、不足したユーザがいたときは、余っているユーザの上限を減らして不足しているユーザに割り振るようにしています。こんな手間がかかりそうに思える作業も、Secure Back Managerで操作すると意外なほど簡単にできますね。
あと「これも分かるのか!」と思ったのは、バックアップできていないユーザがいることを通知してくれる機能です。東宝東和では帰宅するときにPCをシャットダウンするよう定めているので、メールはシャットダウン時にバックアップされるよう設定しているのですが、通知でバックアップできていないユーザを知らせてくれるため、「電源を切らずにスタンバイ状態にして帰っているな」と分かりました。こんなことまで管理できるという点に驚きましたが、情報システム部門にとって非常に重宝な機能だと思います。
現状のSecure Backに満足していますが、さらにバックアップモードとレプリケーションモードをバックアップ元のフォルダ単位で設定できるといいですね。いまは基本的にレプリケーションモードで運用しているのですが、ユーザから「このフォルダだけはPC上でデータを消してもバックアップデータが残るようにしたい」という要望があるんです。アップデータさんにこの辺りの追加機能も期待したいですね。